2017年5月31日水曜日

区画の建物を細かく設定する(Building Themes)



MOD解説の前に、まずはスタイルの解説をします。


コンテンツマネージャーにスタイルというのがあり、デフォルトだとヨーロッパ/通常のみが入っており、ワークショップから追加することもできます。これは地区に設定することで、その地区に特定の建物しか建設されなくする機能です。SSにあるJapan Suburban(日本の低密度住宅)もワークショップから追加したスタイルです。
すべてサブスクライブボタンでこのスタイルに必要なアセットを全てサブスクライブします(数が多いとフリーズすることが多いです)。ただし、アセットに必要なプロップまではサブスクライブしません。(Loading Screen Modのエラーログを利用してPropをサブスクライブするとよいです)




地区を設定し、地区名をクリックすると地区の設定画面になるのでそこからスタイルを選択することにより、そのスタイルで設定されたアセットしか建設されなくなります。



低密度住宅の左側をJapan Suburban、右をヨーロッパスタイルに設定するとこのようになります。ただし、Japan Suburbanは低密度住宅しか設定されてないので、それ以外の区画(商業地など)に設定すると何も建設されません。




スタイルを追加で自分用のスタイルを設定することもできます。アセットはコンテンツマネージャーから追加します。ただし、レベルはアセットごとに製作者により設定されており、最初はレベル1から建設されるため、レベル1のアセットが含まれていないと何も建設されなくなります。また、より高レベルのアセットが含まれていない場合はレベルアップしなくなります。
しかし、コンテンツマネージャーではレベルはわかりませんし、そもそもこの画面で1つ1つ追加していくのは、処理が重いのもあってかなり面倒です。そこでこのMODを導入します。


Building Themes


他にもこのMODはゲームプレイ中にスタイルの編集をしたり、1つの地区に複数のスタイルを適用したり、マップ全体にスタイルを適用したり、スタイルにバニラの建物も含めたり、クローン機能により建物のレベルを変更したりできます。
またバニラだと奥行きが2以下の住宅は無条件には建設されないようで、Japan Suburbanのように小さなアセットのみのスタイルにもこのMODがあると小さなアセットも建設されるようになります。

  


2017年5月24日水曜日

定員変更、路線の車両を選ぶ、車両を分散運行を制御する(Improved Public Transport2)



5/24にMODアップデートされたので更新しました。分散運行機能の強弱設定が復活しました。

バスを導入してすぐに誰もが定員30人しかいないことに不満を感じるのではないでしょうか?また、路線ごとに車両を変更したくなってきます(後述するアセットを導入)。今回はそのためのMODを導入します。

このMODは他にも、車両が固まって運行するのを防いだり(正式に採用され、MODの機能では無くなりました)運賃の料金設定、車両の最高速度設定、メンテナンスコスト設定などもできます。



別のMOD製作者が引き継いで1.7対応版からは別MODになりました。旧IPTのサブスクライブを解除しないとエラーになるので注意(IPT2をサブスクライブするとコンテンツマネージャーから旧IPTは消滅するため、ワークショップで解除。旧IPTの設定は引き継がれるようです。)
これから始める人は普通にサブスクライブするだけで問題ありません。


現在このMODを導入するとNatural Disastersの避難バスが機能しなくなるようで要注意
MODアップデートにより解消したようです。



導入すると、左の公共交通パネルを開いたときに、このような画面が追加されます。


こちらの設定は、MOD自体に記録されるのかセーブデータを跨って適用されるので注意。

  

2017年5月22日月曜日

Mass Transit(Ver1.7)のMOD対応状況



いよいよ新DLCが配信開始しました。(Steamの購入ページ
各MODの対応状況についてまとめています。検証は終了しました。(このブログで解説したMODについてで、同一項目では右の目次から紹介した順になっています。)

大型DLCによるVerUPを初めて迎える人のために補足しておくと、Steamでの購入の場合、DLCを購入しなくてもVerUPは強制的に行われ、多くのMODが製作者が対応するまで使用できなくなります。(オンラインでないとMODは有効にならないため、オフラインモードで強制VerUPを避けても意味がありません)

サブスクライブしていればMODのVerUPは自動的に行われるため、1.7対応版にMODがアップデートされても特に何もする必要はありません。


未対応MOD

使えなくなったアセットも多数あるようです

定員変更、路線毎の便数設定、車両を分散運行する(Improved Public Transport)
エラーが発生し続けてプレイできず

Improved Public Transport 2
別のMOD製作者が引き継いで1.7対応版になりました。旧IPTのサブスクライブを解除しないとエラーになるので注意(IPT2をサブスクライブするとコンテンツマネージャーから旧IPTは消滅するため、ワークショップで解除。旧IPTの設定は引き継がれるようです。)
ただし、言語を英語にしてから都市をロードしないとデフォルトのモノレール車両と飛行船が選択できない問題があります。(プレイ中に日本語に戻すのは問題ありません)
日本語化MODがMass Transit対応したことにより、日本語でロードしても問題なくなりました。

公共交通の運行情報表示をわかりやすくし、路線一覧を整理する(Transport Lines Manager その1)
製作者が更新中止を宣言して、削除

Transport Lines Manager Reborn 6.0.1
元製作者も含む有志により1.7対応版の新MODとなりました。以前と同じくIPT2とも併用して使えます。

路線設定で駅の停止場所を好きなように設定する(Multi-Track Station Enabler)
一見動作してるように見えるがMass Transitのハブ駅で路線設定がおかしくなる



同様の機能が公式に採用されたMOD

1.7以降使えなくなったMODもあるのでオフにします

一方通行の場所をわかりやすく視覚化する(One-Way Street Arrows)

行き先の経路を視覚化する(Traffic Report Mod: Updated)

資源を無限にして特化産業を維持する(Infinite Oil And Ore Redux)
同様の機能がある公式のMOD(Unlimited Oil And Ore)が実装

一方通行の線路を建設できるようになる(One-Way Train Tracks)
ただし、このMODを利用した線路があるマップをロードするのには必要(一方通行線路のある駅アセットも含む)。その場合、バニラの一方通行線路とは接続しないこと。(MODのアップデートでバニラの線路と接続可能になりました)
また別のMOD登場によりOne-Way Train Tracksも必要になりましたので、別記事にしました。

対応済みor動作確認MOD
ただし、じっくり検証はしてないのでエラーが起きる可能性はあります。

  

2017年5月20日土曜日

Ver1.7の無料アップデートで追加された機能



以下の機能はDLCのMass Transitを購入しなくても、Ver1.7に自動でアップデートされて追加される機能です。


公共交通の路線詳細画面の変更、分散運行機能追加


路線詳細画面が変わり、今までバニラでは個別に便数の設定が出来ませんでしたが、予算を個別に設定できるようになって設定出来るようになりました。右側に運行状況が表示されるようにもなり、駅での乗車待ちの人数や乗車人数も表示されます。
また、運行が団子にならないようにする分散運行も公式に実装されました。
ただし、車両アセットを選択することは相変わらず出来ないため、そこはMODに頼ることになります。(詳細はIPT2で


観光列車が停止しない駅の設定


鉄道駅パネルにこのような項目が出現するようになりました。デフォルトはオンで郊外から観光客を乗せた列車が停まるようになります。オフにすることにより、観光列車を停めたくない駅を設定することができるようになりました。(このブログでは取り上げてませんが)MODであった機能の公式化です。


マルチホーム駅の停止ホーム設定の自由化


1.6まで鉄道路線の停止ホーム設定に制限がありましたが、バニラでも特に制限なく停止設定できるようになりました。(駅アセットによってはSpawn Points Fixが必要なことはあります)


一方通行線路の実装
一方通行の可視化


One-Way Train Tracksが公式に実装され、バニラでも一方通行の線路が使えるようになりました。
One-Way Street Arrowsも公式に実装され、バニラでも一方通行が可視化されました。


  

道路敷設の補助解説



少しわかりにくい部分があるので、その部分を解説します。Ver1.7でスナップ機能が強化されたため、5/20追記


 道路の高さ調節について




道路を敷設する時、左下にあるこのアイコンです。道路を敷設する時にPgUpやPgDnで高さを調節できますが、その調節単位を何m単位かに設定するのがここです。3m単位、6m単位、12m単位の3段階から設定できます。



スナップの切り替えについて

描画ツールの1番左にあるアイコンです。Ver1.7から機能が強化されました。クリックすると4項目出てきて、デフォルトでは全てオンになっています。


角度がオンだと角や交差点を引く際に角度が表示されるようになり、マス目が合うところで止まるようになります。


  

プレイ感覚をシムシティ4に近くする(Realistic Population and Consumption Mod)



5/20 後述しているDropouts(中退者発生)MODについて追記

しばらくプレイしていると、このゲームのプレイ感覚はシムシティ4とは違ってくるのを実感してきます。高密度地区でもシムシティ4では中密度ぐらいの住宅地、教育が少なくても割りと機能するオフィス、むしろ教育しすぎるとすぐ人手不足になる工業地、妙に大量発生するゴミ などなど。今回はそれらのバランスを一度に改善するMODを導入します。


Realistic Population and Consumption Mod v8.2.1


ワークショップでの説明はより現実的にするMODとありますが、結果的にプレイ感覚がシムシティ4に近くなったと管理人は感じました。
このMODを導入すると高密度住宅地の世帯数が大幅に増えるので人口が大幅に増えます。その分税収が増えるので経営面では楽になりますが、人口密度が高まることにより渋滞がより激しくなり、公共交通機関や道路整備が重要になってきます。その辺りに重点を置くプレイヤーに向いたMODと言えます。
人口を増やさずにゴミを減らしたり、教育を充実させつつも工業地を維持を目的とする人向けには、このページの最後に別のMODを紹介します。



前置きが長くなりましたが、このMODの具体的な効果を見てみましょう。上(左)が導入前、下(右)が導入後になります。



電気、上下水道、ゴミ焼却がかなり余裕になります。特にゴミは劇的に改善し、排出量が1/3以下になりました。工業地区を色々試していたので、教育はかなり控えめにしています。(それでも大学を建てただけで工場が人手不足になり条例で学校定員縮小もしていました)



10世帯だったマンションが22世帯に


  

2017年5月19日金曜日

郊外との接続を設定する(Unlimited Outside Connections、他1MOD)



DLCのMass Transitの追加道路について、5/19に追記。


マップ全体を好きに開発できるようになると、郊外への接続も追加したくなります。そこでこのMODを導入します。


Unlimited Outside Connections



追加する方法はマップ外に向けて普通に敷設するだけです。



既存の接続は普通に削除することはできませんが、鉄道と道路に関してはMove it!で削除はできました。船と飛行機の航路の最初からある接続は削除できませんでした。(追加した接続は削除可能です)



このMODで道路はバニラの高速道路(ランプも含む)とNE2の4車線高速道路、DLCのMass Transitで追加された高速道路が郊外と接続できます。他の道路を接続するには更に追加でMODが必要です。