Blnenderのマテリアル設定には色々ありますが、Cities Skylinesに反映される設定は一部であり、反映のされかたもBlenderでの表示(レンダリング)と異なっています。Cities Skylines用で使う設定はこの中の赤部分だけです。
またマテリアルやテクスチャ設定について調べるとリアリティのあるCyclesレンダーについての解説もよく見かけますが、CyclesレンダーはCS用としては基本使えません。レンダリング結果をCSに反映出来ないからです。CS用にはデフォルトのBlenderレンダーを使います。
詳しい解説の前にBlenderでの表示(レンダリング)について解説します。デフォルトの3Dビューで映るオブジェクトはマテリアル設定のディフューズ色ぐらいしか反映されてない状態でそれ以外の設定を変更しても見た目は変わりません。テクスチャ設定も反映されないのでゲームでの表示とは異なるとはいえ、このままではインポートするまで確認もできなくて不便です。
よってBlender上でレンダリングして確認します。画面を分割し、3Dビューを選んでからレンダーを選択します。(今までの3Dビュー画面はソリッドです)
ランプの位置にもよりますが、そのままだとほぼ真っ暗です。
右のワールドアイコンからアンビエントオクルージョン(AO)をオンにします。ランプの影響がほぼ無くなり明るくなりました。これでBlender上でディフューズ以外の項目も反映され、確認ができるようになりました。
AOは隅や凹んだ場所に影をつける機能です。球を追加してますが、近くのサイコロ面に影ができてるのが確認できます。(フルレンダーでベイクすればゲーム中にも反映され、テクスチャを使わずにリアリティを出せます)
すぐ下の環境照明も似たような事ができますが、AOとは設定が少し異なります(元は1つの機能で併用も可能のようです。)
実際にAOをオンにして、テクスチャとフルレンダーでベイクしてCSにインポートするとこうなります。(モデルはこのホバークラフト)
テクスチャでベイク(AOの影響なし)
フルレンダーでベイク(AOの影響あり)
影だけでなく、汚れっぽくもなりリアリティが増します。
ディフューズ設定の詳細
基本は色と強度だけでいいでしょう。テクスチャベイクの場合、強度は1.0と同じになります。
ちょっと蛇足ですが、この状態で設定を変えて、サイコロをベイクした結果です。一部はランプのエネルギーを1→10にしています。
テクスチャでベイク
強度(0.8)、AO、カラーランプの影響を受けません
AOオン(強さ1)、ランプのエネルギー1、フルレンダーベイク
強度(0.8)が反映されたのでやや暗くなり、球に近い3の面は影もあります。カラーランプも少しかかっています。
AOオン(強さ1)、ランプのエネルギー10、フルレンダーベイク
光が強くなったので、ランプに近い部分が明るくなりました。
AOオン(強さ0.5)、環境照明オン、ランプのエネルギー10、フルレンダーベイク
AOの強さを弱めたので全体が暗くなり、ランプの影響が強くなります。カラーランプも目立ちます。
長くなりましたので、ディフューズ以外については次回解説します。
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