Cities Skylines MOD導入ガイド: 空港の滑走路を整備する（Airport Roads）

滑走路が複数の場合、外部から観光客を乗せた航空機がターミナルに寄らずに離陸したパターンがあったため、対策を追記しました。

More Network Stuff その2の最後でも挙げたように、アセットエディタで空港の滑走路の編集ができるようになりますが、ここでは編集できる範囲が限られるために滑走路を長くしたりはできません。
今回は空港の滑走路をゲーム中に整備できるようにするため、このMODを導入します。

Airport Roads

滑走路整備のためには以下のMODも必要です。

道路敷設の制限を無くす（Fine Road Anarchy）

一方通行の場所をわかりやすく視覚化する（One-Way Street Arrows）

アセットに含まれる道路部分などを弄れるようにする（Touch This!）

導入すると飛行機パネルにAirplane Taxiway（地上移動の誘導路）とAirplane Runway（滑走路）が出現し、編集できるようになります。このゲームの空港は滑走路がゲーム性優先で短いので、現実の長さ（2～3km）にしてみます。

1タイルの1辺が2kmなので、それと同じか少し長くすれば現実の長さの滑走路になります。

滑走路はなるべく平坦な方が良いので、必要な場合は整地します。Extra Landscaping Toolsがあると広範囲を楽に整地できます。

空港を設置しTouch This!で分解し、元々ある滑走路と誘導路の一部を破壊しておきます。誘導路も滑走路も一方通行なのでOne-Way Street Arrowsで視覚化してあります。

滑走路を敷設しますが、必ず1度の描画で敷設してください。そうしないと継ぎ目を着陸地点と判定され、滑走路全体が使われなくなります。（元からの滑走路を破壊したのもこのため）

次は誘導路を繋ぎますが、そのままだと何故か空港にあった誘導路と接続できません。

Fine Road Anarchyで無理やり繋ぎます。

継ぎ目の描画がおかしなことになりますが、その部分だけ選択できるので削除します。

削除すると綺麗に繋がりました。

長い滑走路の空港が完成しましたが、元々の滑走路が短いせいか航空機の挙動がリアルではありません。

AVOで航空機のAcceleration（加速）を弄って調整します。数値が小さくなるほど、離陸の距離が長くなり、滑走路全体を使ってくれるようになります。

左から右に離陸する約2kmの滑走路の場合、 Acceleration（加速）の数値毎の離陸位置は大体このようになります。

小型機で0.5、普通の旅客機で0.4、ジャンボジェットなどの大型機で0.3ぐらいにすれば丁度良いかもしれません。Brack（ブレーキ）もデフォルトのままでは誘導路直前で急減速するためにお好みで調整してください。Acceleration（加速）の倍ぐらいの数値が丁度良かったです。
速度も上げたいところですが、少しでも上げると挙動がおかしくなるので上げないほうがいいです。

次は誘導路を増やします。現実の空港だと誘導路は1本だけでなく、滑走路に何本か通っていますが、このゲームでは航空機が最短距離を取ろうとするため、滑走路全体を使ってくれるようにするため端と端を繋いでいます。

そこでこのように一方通行であることを利用して、航空機に使われない方向の誘導路を追加すると、利用はされませんが見た目は現実的になります。

滑走路をもう1本追加し、見た目の誘導路も増やしてこのような空港が完成しました。

実際に使われる滑走路と誘導路の流れはこのようになります。滑走路を分けても、航空機は路線から最寄りの滑走路のみを利用してしまうため離陸専用と着陸専用の滑走路に分けてみました。（航路や路線設定を工夫して分けても良いです）

着陸して滑走路を跨ぐ誘導路は航空機が赤い矢印のように着陸しないようFine Road Anarchyで衝突判定をオフにして奥の誘導路と直接繋いでいます。

外部から来る観光客を乗せた航空機はターミナルに寄らない挙動も取ることがあります。これもその例で、上の滑走路で着陸してターミナルに寄らずに下の滑走路で離陸してしまいます。丸で囲った部分の誘導路を逆方向にして、そうならないようにしましょう。

航空機の路線設定する場合、滑走路が長くなると問題が起きることがあります。